アークナイツ ウルサスの子どもたち 考察 前編

アークナイツ ウルサスの子どもたち 考察

イベント「ウルサスの子供たち」のストーリーを何回か読み返してみたのですが、「実際には何が起こっていたのか?」この辺が曖昧だったので、あれこれ考えてみました。

 

ウルサスの子供たちについて

変えられないもの。
向き合えないもの。
償いきれないもの。
立場に苦しむもの。
ただ前を向くもの。

とあるように、彼女たちが今も抱えているもの。

そして、

このPVで語っているロサちゃんの言葉。

不安、不信、不条理。
忘れざる学園の光景が、やがて終幕のない劇となる。
アークナイツ新イベント「ウルサスの子供たち」
過去が、今もわたくしたちを責め立てる。

と、BGMとは裏腹に、かなり暗い内容になっています。

 

ストーリーの全体的な流れ

平和な日々を送っていたチェルノボーグ。しかしある日突然、レユニオンの襲撃を受け崩壊してしまいます。

個人差はあるものの、レユニオンたちは、グムちゃんたちが住んでいる街を破壊し続けます。

アブサントちゃんは、この時点で学校から脱出。

そして、この後に学生の管理をファウストが担当。グムちゃんたち学生を監禁に近い形で閉じ込めます。その中には、ロサちゃんを含む、貴族の学生もいました。しかし貴族をよく思っていない生徒たちや、そもそも学校が違う生徒も複数入り混じっていたので、次第に対立するようになります。

問題はそれだけではありませんでした。学校に2つだけあった食料庫のうち、1つが火事で消失。もしかしたら、メフィストが食料庫の火事に関わっているかもしれません。

閉じ込められているので、新しい食料が届かず、食料は減っていく一方・・・。そのうち、学生同士で食料の奪い合いが・・・。それが最終的には、学生同士の殺し合いに悪化してしまいます。

どうにかしようと、グムちゃん、イースチナちゃん、ズィマーちゃん、リェータちゃんの4人で、ウルサス学生自治団を結成。力を合わせて、他の学生たちと戦うことになります。

ロサちゃんは、貴族をまとめるリーダー役で、残った食料庫を占領していました。ズィマーちゃんは、食料庫の占領をやめるよう話をしに行きます。

(実際には、ボスであるロサちゃんを捕まえようとしていた)

しかし潜伏行動が苦手なズィマーちゃんは、途中で貴族の学生に見つかってしまい戦闘に。その最中に、燭台を倒してしまい火事が起きてしまいます。これが原因で、最後の食糧庫も消失。最悪な状況に・・・。

この時、ロサちゃんだけは助かり、一緒に行動するようになります。

その後も問題が。イースチナちゃんの親友ヴィカちゃんが転落しそうになります。助けを求める親友に対し、故意に手を外させ、そのまま・・・。

その後も食料を巡って対立が。しかし少人数なので、出来ることに限りがあります。このままでは全滅すると思い、リェータちゃんが、ひとりでレユニオンのところに。

ちょうど見張りをしていたレユニオンがいたので、学生たちを解放してくれと交渉します。しかし相手はレユニオン。ダメなのか・・・。そう思っていたところにファウストが現れ、そのままメフィストのところへ。

その後、グムちゃんたちウルサス学生自治団は、解放されることになります。つまり生き残りですね。その後、彷徨い続けていたところを、救助活動をしていたロドスに発見され、そのままロドスに来ることになります。

これと同時進行で動いていたのが、アブサントちゃんのストーリーになります。

 

そもそも何で学生たちは監禁されたの?

ここは推測になりますが、おそらく、タルラはウルサスとの交渉に利用するため。パトリオットはそんな学生を争いから守るため。メフィストは、生徒の不安を増幅させ恐怖の渦に落とすため。これらが混ざりあい、結果的にあんな惨劇が起きてしまったのでないでしょうか。

ロサの第三資料のより抜粋メフィストは学校から逃げることを禁止する以外、生徒の行動を全く制限しなかった。彼の目的は明らかに生徒の不安を増幅させることである。それは、我々が知っている彼のやり口とも一致している。

 

グムちゃんたちは何で解放されたの?

レユニオンは、チェルノボーグが天災に襲われる状況に被せて活動をはじめました。そのまま活動を続けていましたが、天災が目の前まで迫っていたため、避難する必要がありました。

解放したのは、今ここで生徒を解放しても天災からは逃れられないだろう。当初は、そう判断したからだと思います。つまり、レユニオンは、学生を交渉の材料として使い、ダメなら(時間切れ含む)そのまま見殺し。ついでに天災でチェルノボーグを破壊してしまおう。落ち着いたら占拠すれば良い。そう思っていたのかもしれません。

事実として、感染者であるレユニオンが受けてきた差別は相当根深いものです。これはメインストーリーでも書かれています。

ロサの第三資料のより抜粋レユニオンが学校の支配を緩めた時期は、ドクター救援に向かったアーミヤが、メフィストに遭遇したのと同時期である。察するに、ロドスの情報を得たメフィストが、そちらに向かうために学校を手放したものと思われる。恐らく彼は、もう放っておいても惨劇が続くことを察し、見たかった光景も見られたことで、快くその決定を下したのだろう。

 

グム「習慣」について

1つ目のストーリー。最初に読んだときは、ふわっとした感じで、まだ「まとも」だなぁ、そう思っていました。ですが、全部読み終えて、また読み返してみると、このストーリーが一番きっついです。

なにがきついのか。それは過去の話が出てこないことです。あくまで今現在のグムちゃんのお話。そしてグムちゃんといえば元気で明るい女の子。そういうイメージがあるのではないでしょうか?

ではなぜ過去の話ではないのか?普通に考えると、「グムちゃんは既に壊れている」から。



PVで出てきたグムちゃんの表情。時系列的に、もしこの順番が逆だったら?もう既に過去の話ができないレベルで、グムちゃんの精神状態は崩壊しているのでは?

グムちゃんの第二資料にある

心理カウンセラーにより確認されているのは、グムは仕事や他人への接触によって怖い記憶を消そうとしていることだ。しかし数回のカウンセリングの間、彼女はチェルノボーグ事変で学生自治団の学生たちの経験について、ずっと口を閉ざしたままだった。

と書いてあるように、精神状態はかなり悪いと思われます。

ストーリーのタイトルにもなっているように、グムちゃんには「習慣」があります。

1.飢餓状態に陥ると、なんでも食べてしまう「習慣」
2.三発目で手を止めてしまう「習慣」
3.その「習慣」は現在進行系で増えている


何よりインパクトがあったのは、ズィマーちゃんのストーリーを読んだ時です。これを読んだときに、このストーリーと結びつきました。

「巨大な肉の塊から無理やり剥ぎ取った」
「生臭い」
「血」

という文ですね。

人は食糧難に陥ると、最終的には、どういう行動を取るのか?これの究極系が、人肉を加工して食べること。グムちゃんは生きるために、殺した学生を肉として、あのフライパンで調理。それを仲間に食べさせていたのではないでしょうか。調理するのが苦痛すぎて、次第に無の状態に。無の状態で食事をしてしまうことがあるのも、これが原因かもしれません。

ズィマーちゃんは、このことを知っていた。だから夢に出てくるのだと思います。悪夢として。



グムちゃんの飢餓状態に陥ったときの習慣は、今も続いています。お腹が空きすぎて、ジュナーちゃんの腰に噛み付いています。これも無意識です。


そして次の三発目で手を止めてしまう習慣。これは襲ってきた相手を三発目で殺してしまったから。そう考えると腑に落ちます。


さらに、ロドスに来てからも「習慣」が増えたと書いてあるので、グムちゃんの精神状態は良くなるどころか悪化していると思われます。


また、ここでも気になる箇所が。高い所に立つ時に、絶対にふちから距離を取ること。これは、イースチナちゃんのストーリーで出てくる、ヴィカちゃん転落事件の一部始終を実は見ていた可能性があるということです。であればトラウマになっていてもおかしくありません。

飢餓状態についての記載もありますね。もし周りに何もなければ・・・。

「自分を食べてしまう可能性がある」のでは?

といった感じで、日々習慣が増えています。何よりグムちゃんは、本名の「ラーダ」を使いません。イースチナちゃんたちは、本名とコードネームを意識しています。これはグムちゃんだけが、過去を思い出すことすらできない精神状態だから。

いつかロドスによって、グムちゃんに本当の笑顔が戻ることを願います。

 

イースチナ「選ばされた答え」について

コードネームと本名コードネーム:イースチナ(本名:アンナ・モロゾワ)
コードネーム:ズィマー(本名:ソニア)

イースチナちゃんが今も抱えているもの・・・。それは、親友のヴィカちゃんを殺めてしまったこと。



ロドスに救出され、1年経った今でも、クマのぬいぐるみにヴィカちゃんを重ね、幻覚として認識してしまうほどに。

しかしこのストーリーには救いもあります。それは、メイちゃんとの会話があることです。彼女特有のそそっかしさ。これがストーリーの重さを緩和してくれました。とはいえ、さすがは探偵?アホの子ではなかったですw

悪事はどうあっても悪事なのだ、他人を傷つけることは、どのような理由があれど、ただの犯罪と傷害行為に過ぎないのだ。行動の本質はいつまでも変わらないのだ。
人に知られなくとも、裁かれなくとも、自分がやってきたことは、少なくとも自分自身は忘れることはできないのだ。

メイちゃんなのに良いこと言いますよね。(言い方)

・・・忘れないよう、心に刻んでおこうと思います。

ちなみに、イースチナちゃんが探偵見習いと称しているのは、「罪を犯してしまっため、もう探偵にはなれないから」だと思われます。

・・・・・・さて、問題のヴィカちゃん落下事件。起こったのは、最後の食料庫が火事で無くなってしまった後です。


ズィマーちゃんのストーリーで語られています。このセリフから、ズィマーちゃんは、イースチナちゃんが殺したことを知りません。それどころか、行方不明と認識しています。

では、なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか?これもズィマーちゃんのストーリーで少し書かれていました。


この部分ですね。おそらく相当悩んだはずです。ズィマーちゃんを裏切って、ヴィカちゃんと一緒に貴族側に寝返るか、それとも、ズィマーちゃんについていくか。悩んだ結果がタイトルの「選ばされた答え」であり

優しく触れると、その美しい夢はそうやって落ちていった。何の音も発さず、ただ指先にわずかばかりの跡を残して。

イースチナちゃんは、和解は不可能と考え、ズィマーちゃんについていくことを選びました。それが親友を殺すことに・・・。派閥内の問題を解消するためとはいえ、こうしないと解決できなかった、そう判断したのでしょう。


ロサちゃんは、イースチナちゃんがヴィカちゃんを助けようとして、あと一歩が間に合わなかっただけという認識をしています。つまり、イースチナちゃんが抱えている問題は、見ていた可能性のあるグムちゃん以外、知っている人がいません。

そしてこの事件は、ズィマーちゃんが燭台による火事を起こしていなければ、無かったかもしれないということです。食料庫が残っていれば、ヴィカちゃんと揉めることもなかったかもしれない・・・。であれば、殺す必要もなかったわけですから・・・。

このように、イースチナちゃんも深いトラウマを抱えています。ですが、グムちゃん、ズィマーちゃんと比べると、自分自身を制御できている部分があります。しかしだからこそ苦しんでいます。

その解決策の1つが、冒頭のビデオを使用した自分との会話。これが良い結果になれば良いのですが・・・。それよりも、メイちゃんやロサちゃんとの会話が救済になってくれれば良いなぁと思います。

 

ズィマー「夢の中で」について

ズィマーちゃんのストーリーはかなりわかりやすいです。というか、具体的に「何が起こったのか?」が分かってしまう内容になっています。

タイトルは夢の中となっていますが「悪夢」です。勝気で強気なズィマーちゃんだからこその夢ともいえます。しかしそんなズィマーちゃんだからこそ、誰にも話せないという一面も・・・。

だから「夢の中で」のお話なんでしょうね。

内容をさらっと書くと、「襲いかかってきた学生を殺してしまった。そして、仲間のためを想って貴族学生の本拠地に潜入したら、食料を燃やしてしまい状況を悪化させてしまった」になります。

ズィマーちゃんは一匹狼みたいな感じ(クマだけど)ですが、とても仲間想いです。だからこその結果とも言えますが・・・。

アンナの気持ちはわかる。ヴィカの提案も筋が通ってる。

ズィマーちゃんがやり遂げようとしたこと。それは、貴族学生のボス(ロサちゃん)を捕まえること。


悩みを根本から消してやることにした。

そうすれば、イースチナちゃんが悩まなくて済むと思ったわけですね。


しかしそううまくいきませんでした・・・。結果的に、二度目の大火事を起こしてしまいます。それが悪夢となって襲いかかってきます。


アタシの罪はそこまでじゃない。


オマエを殺したくなかった。


それでも忘れられないんだ!


アタシは……

 

ズィマーちゃんは、今でも夢にうなされています。幸せな学生時代になるはずだったのに・・・。それがあんなことに・・・。

仲間がズィマーちゃんを責めるのは、罪悪感を持っているから。大切に想っている仲間なのに、それなのに、こんな夢を見てしまうなんて・・・。想像するまでもなく、絶望そのものですよね。

他にも、冒頭で出てきていますが、食べ物の悪夢も。血が滴るハムを食べて嘔吐する夢・・・。グムちゃんが調理した人肉を食べていたのが悪夢となって蘇っているんでしょうね。

そして、このストーリーでは書かれていませんが、アブサントちゃんのストーリーを読んで思ったことがあります。

それは、ズィマーちゃんが最後の食料庫を燃やしてしまわなければ、殺し合いにまで悪化しなかったかもしれないということ。その殺し合いの中には「アブサントちゃんの父親」が含まれていること。

つまり、あの火事がなければ、殺し合いにならず、アブサントちゃんの父親は生きていたかもしれないということです。もしも、自分の父親が殺された原因が、ズィマーちゃんかも知れない。そのことを知ってしまったら・・・。

(注:ズィマーちゃんの両親もチェルノボーグで死んでいます。これはロサちゃんのストーリーで、ズィマーちゃん本人が語っています。だからこそ、夢の中に両親も登場しています。失った悪夢として。)

それが今度のストーリーで公になる可能性が「0」ではないこと。

ズィマーちゃんは、勝気で強気な性格をしています。ですが、繰り返し悪夢を見る日々、そのたびに嘔吐を繰り返しています。それくらいトラウマになっています。

そんなズィマーちゃん、ロサちゃんのストーリーですが、

……最近、毎晩のように悪夢を見る。

唯一、ロサちゃん(ナターリア)に毎晩のように悪夢を見ると打ち明けています。その内容までは打ち明かしていませんが・・・。

ただ、今でも悪夢を見るということ。その悪夢を見ては嘔吐し、一睡もできなくなる、と。

つまるところ、イースチナちゃんたちには、悩みを打ち明けられていないということになります。一人で背負わず、仲間に打ち明け、前に進んでほしいです。ロサちゃんが、そのきっかけになってくれたら・・・。そう願います。

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